容姿と若さが武器の婚活

専業主婦という地位を勝ち取った、若い美人の婚活回想録

【キモい一日】IBJのお見合い…その7



キモい展の入場料は800円。
どうでもいい人と共に行動することへの苦痛はプライスレス。



泣く泣く自己中男とキモい展へ行くことになってしまいました。
歩いている最中、早川の心情を表すかのような雨が。
詩人みたい。
早川は折りたたみ傘を持ってたのですが、
自己中男は持っていませんでした。






天気予報見とけや。
本当におめぇは糞だな。




と心の中で思いながら、近くのショッピングセンターに行きました。
「…傘、一緒に入ります?」という言葉を期待してるのは一目瞭然でしたが、意地でも言うわけありません。
この状況で言わない早川に嫌気がさしてくれないかなぁっと淡い期待を抱きましたが、もちろん無駄でした。
自己中男からしたら、お見合いからのショッピングセンターと展示会なんて、思いがけずにデートっぽくなってさぞ楽しかった事でしょう。
自己中男の一生分の運をこの日使い切ったと考えてよいのでは。



ショッピングセンターで傘を購入してキモい展へ。
もうここでは自己中男は亡き者として思い思いに楽しみました。
大量のワームから始まり、最後のゴキブリタワーまでかぶりついて見ていました。
ゴキブリタワーに至っては心許ない作りと申しますか、
ちょっと押したらぶっ倒れそうな感じが恐怖心を煽ります。
うっとりとしている早川を見て、「コイツ…一緒に暮らしたらやばそう…」と思ってもらえたらいいのに…とここでも淡い期待を抱きましたが、それも無駄でした。
展示会の最後にあるグッズ販売コーナーで
「記念に何か買いましょうか?」と尋ねられました。






なんの記念だよ。
お前みたいな糞な男とは散々出会って来たんだからいちいち記念日にしてたら毎日が記念日だわ。



早川「いや…大丈夫です。
そろそろ電車も混んでくるので、東京に帰ります。」



わざわざ
東 京
って言うところが嫌みだね。



会場を後にして、ひとまずトイレに行きました。


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